Gacha Machine ユーザマニュアル

マシンの設定

1. ガチャ名 / プレイ料金 / レア率の設定

レア率「auto」について

レア率を「auto」に設定すると、レアはコモンの半分の当選確率になります。これは、スクリプト内部でコモンを二重登録して抽選を行うためです。

この抽選方法は「The Arcade Gacha Event」のガチャマシンより僅かにレア率が高い状態であり、適度にレアが出現すると言って差し支えないと判断しています。また、レア率の計算を誤り、実はレアの方が出やすかったといったミスも起きません。レア率の計算が苦手な方は auto をご活用ください。


2. 景品とガチャキー(AD画像)の設定

景品もガチャキーもすべてマシンの中に入れてください。

  • レアには「RARE」という文字列をどこかに入れてください(自動判別します)
  • ガチャキー画像は1枚だけ入れてください(名前はなんでも構いません)

この状態でマシンをクリックし、ダイアログから「INIT」を選ぶと、設定が完了しプレイ可能な状態になります。

エラーが出たときは、その箇所を修正した後、再度ダイアログから「INIT」を選んでください。

高度な使い方

イベント出店中は?

マシンの中にイベント会場のLMをひとつだけ入れ、ダイアログから「DISPLAY」を選ぶと、マシンタッチ時に会場の案内(世界地図を開く)を行います。この状態では、ガチャマシンをプレイすることはできません。交換機と一緒に本店に置いておきたい / イベント会場に誘導したい といった場合に有効です。

※ オーナーはタッチしたときにダイアログが出ますので、世界地図は開きません。
※ LM名は、イベント名や開催期間がわかるものに変更しておくと良いかもしれません(例 : 「@ the Arcade : December 1-31」)

イベントが終わったら、ダイアログから「ONLINE」を選ぶと、ただちにプレイ可能になります。


すべてコモンにしたらどうなる?

レア率が無視されるだけで問題なく運用できます。


売上分配

共同製作者に売上を分配したい場合は、マシンの中に入っている「PROFIT-」という名のノートカードを編集してください。

1) ノートカードの内容を編集する
ノートカードの書式は「partner=(分配したいアバターのUUID), (分配したい金額)」です。

例)

partner=f74fc314-b8d0-453f-8937-2df7b2a53e55, 25

この例では、誰かがガチャを1回プレイするごとに、f74fc314-b8d0-453f-8937-2df7b2a53e55(これは私のUUIDです)にL$25を分配します。25%ではないことに注意してください。

複数の人を登録したい場合は、1行に1人ずつ記載してください。

例)

partner=f74fc314-b8d0-453f-8937-2df7b2a53e55, 10
partner=44892c8a-800d-44e0-9cc3-ddd351ee8427, 10

※ プレイ料金を超える金額を設定してしまうと損をし続けます

2) ノートカードの名前を「PROFIT」に変更する
変更が完了すると、マシンはいったんオフラインに切り替わります。マシンをクリックし、ダイアログから「INIT」を選んでください。

売上分配を有効にした場合は、右図のような権限の付与申請ダイアログが出現します。これは、スクリプトがあなたのリンデンドルを扱うために必要なものですので許可してください。許可しない場合は売上分配を行うことはできません。

※ この機能は、ダイアログに書いてある通り、スクリプト製作者が悪意を持っていた場合は予期せぬ事態に陥る危険があります。きちんと理解した上で許可を行うようにしてください。

さらに高度な使い方

以下の API を活用し、通知・集計・ログ・プレイヤーリワード1)など、機能の拡張を行うことが可能です。この項目に関しては、不具合関連以外はサポートは行いません。以下の情報からご自身で拡張をお願い致します。

LinkMessage を用いた機能拡張

景品抽選時に、gacha.lsl から次のようなリンクメッセージが発信されます。

// prize_type : common = 201 / rare = 202
// prize_name : 実際の景品名
// avatar_id : 当選したアバターのUUID
 
llMessageLinked(LINK_SET, prize_type, prize_name, avatar_id);

listen を用いた機能拡張

景品抽選時に、gacha.lsl は以下の発言を行います。

integer PluginCH = (integer)("0x9" + llGetSubString((string)llGetKey(), 0, 6));
 
string content;
if (prize_type == RARE){
    content = "R," + prize_name + ", " + (string)avatar_id;
}
else{
    content = "C," + prize_name + ", " + (string)avatar_id;
}
 
llSay(PluginCH, content);

ガチャマシン設定時に発言される「機械ID」は、この API の PluginCH を割り出すためのものです。

1) 20回まわした人に別の景品を渡す